スポーツ事業者の補助金と助成金の活用

 

from 野島 翼

 

 

 

突然ですが、、、

 

 

あなたは、スポーツ経営において、補助金や助成金に対してどのような考えを持っていますか。

 

 

 補助金や助成金がないと困る。

 基本的には自主運営で、補助金や助成金を上手く活用する。

 活用できるものは、活用したいが、手続きが面倒で活用していない。

 補助金や助成金は活用しない。

 補助金や助成金を知らない。

 

この5つの考えに大きく分けて分かれるかと思います。

 

どれが正解ということではありませんが、スポーツ経営において、補助金や助成金を上手く活用することで、得られることが多くあるので、今回説明していきたいと思います。

 

 

 

補助金と助成金について

 

補助金とは

政府が、私企業や個人などの民間部門に対して行う、一方的な貨幣の給付のことをいう。

引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 

一方で助成金は

融資とは異なり、返済の必要性がない資金を指す。
返済が不要であるという点では一致しますが、国が国策を促進するための手段として用いられるのは、補助金が多いようです。
補助金と助成金はの支給の流れに関しては、ほとんど一緒の形式をとるので、覚えていて損はないかと思います。
私が実際に補助金を受けてみて、感じたことが、助けるための制度であるのに、支給までの期間が長期間すぎるということです。
もちろん、審査を厳しくしなければ不正等があるためだということはわかるのですが、本当に困っている事業所は、補助金を活用することを躊躇するのではないかと思います。
なぜなら、本当に今困っているのに、支給されるのは、1年近くも後からという事実があるからです。
事実、私は補助金の申請を令和2年9月末に行い、補助金の決定通知が令和3年2月、そこからまずは自分の資金で補助金に申請した事業などを遂行する。そして、令和3年6月末に実績報告。補助金の確定通知が来たのが令和3年10月中旬、これだけのタイムラグがあるのです。
このことを頭の中に入れながら、スポーツ事業者側は補助金等を活用しなければなりません。

支給決定の流れ

 

補助金や助成金を活用する時に知っておいた方がいい流れとして説明したいと思います。

 

 補助金や助成金の申請書(書類一式揃える)

 補助金や助成金の支給決定通知書が届く

 事業を実施(自己資金であったり概算払いとして受け取れる場合もある)

 実績報告書を提出(補助金事務局へ)

 補助金や助成金の確定通知書届く

 精算払請求書を提出(補助金事務局へ)

 補助金や助成金事務局から指定口座へ振り込み

 

という基本的な流れとなります。

 

このことを知っておくだけで、今どこの段階だなということがわかり、準備としても進めやすく、補助金や助成金の申請に対しての不安も少しは払拭されるのではないかと思います。

 

 

 

スポーツ事業者の活用例

 

起業仕立て、起業して数年という事業者は、設備投資に多くの資金をかけるだけの資金力は、まだ備わっていないかもしれません。

 

そんな時に、「何かがほしい」、「新たな事業を始めたい」そう思った場合、どうしても新たな資金が必要になります。

 

銀行等の融資なんかも審査が厳しく、通らないかもしれません。

 

 

そんな時に上手く事業展開していくために活用していくべきなのが、補助金や助成金といったものです。

 

 

例えば

パーソナルジムの店舗をもう一店舗出したい。

 

そう考えた時、この新店舗を出すための条件に合う補助金があれば、申請することで(上限金額が設定されています。)申請金額の何分の何が補助対象になるということがあるのです。

 

自己負担で1,000万円かかるところ、3分の2の補助であれば、約660万円が補助されるわけです。

 

自己負担は、340万円で済むのです。

 

 

こう考えたら、補助金を活用した方がいいな・・そう思うことだと思います。

 

 

 

スポーツ事業者の実態

 

多くのスポーツ事業者が手続きが面倒、手間と時間がかかるという理由で申請されていないようです。

 

あなたの事業のタイミングに合わなければ、申請する必要はもちろんありませんが、手続きが面倒という理由で補助金や助成金を利用しないというのは、何か違うなと思うわけですね。

 

上手く活用しながら、自分の事業を組み立てる事こそ、スポーツ事業者に求められることだと思います。

 

 

私自身も最初から補助金や助成金の申請を自分で出来たわけではありません。

 

 

自分で1つ1つ流れを確認しながら行うことで、補助金や助成金を申請~精算まで行うことが出来たのです。

 

 

自分自身で一度体験することで、自分の中にあったメンタルブロックが外され、今後のスポーツ事業を進めていく上で、とても役立つと思うので、自分のタイミングで活用されてほしいと思います。(ただし、依存することはよくありません。補助金や助成金だのみの経営になっていまいますから。)

 

 

 

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