部活動委託問題について考えてみた

 

from 野島 翼

 

 

 

最近、スポーツ関係者の中で話題にあがることが多い、中学校、高校の部活動委託問題。

 

 

あなたはご存じでしょうか。

 

 

簡単に説明すると

部活動の指導をめぐって、教員の長時間労働や指導経験がない教員の負担が大きな問題となっていました。これを踏まえ、文部科学省が、「学校における働き方改革推進本部」で、休日の部活動については民間のスポーツクラブや芸術文化団体などに運営を移行していく方策を示し、地域のスポーツ指導者や退職した教員などの人材を確保する一方で、希望する教員は引き続き指導できるようにするというようなものです。出典:TBSニュース9/1

関心のある方は、ぜひこの会議の資料もご覧になってください(https://www.mext.go.jp/content/20200901-mxt_kouhou01-100002242_7.pdf?fbclid=IwAR2iRYthgqMGcPXJswXdDbZW1HRPL_m5djgchZ6reWa8Mu5JaoIQHAD88iM)。次の概要ペーパーほか、関連資料がたくさん出ています。

 

以前から、学校の先生の働き方改革の中で話題にあがっていたのですが、これがいよいよ各地域で本格的に動き出そうとしているのです。

 

 

この部活動委託問題についてのメリット、課題、方向性について、まとめてみましたので、ご興味のあられる方は続きをご覧ください。

 

 

 

 

部活動委託でのメリット

 子ども達がより専門的な指導を受けることができる機会の増加

 怪我や事故の防止

 先生達の負担軽減

 学校と関係団体との連携

❺ 運動時間の機会的確保

etc

 

様々なメリットがあります。

 

 

① 子ども達がより専門的な指導を受けることができる機会の増加

 

学校の先生達の指導現場を見ていると、専門的に指導したことがないスポーツを任せられている場合があります。

 

それが、専門的な指導が受けられるため、指導に対しての保護者の不満、子ども達の不満の解消にもつながり、より良い環境づくりができます。

 

先生達の指導では限界があった学校でも指導が受けられるため、競技力の向上にもつながっていくはずです。

 

 

 

② 怪我や事故の防止

 

これも専門的な知識が必要となる場合があるため、未然に防げなかった怪我や事故を防ぐことにつながるだろうと思います。

 

サッカーで例えると

夏に人工芝のグラウンドでサッカーを多なう場合は、絶対に裸足にならない。(理由:夏の人工芝は50度を超えてくることがあるため、裸足になると足の皮が向けたりする。)

 

このことを知らない先生が、サッカーの人工芝のグラウンドでクールダウンで裸足にならせて行わせたりしたらどうでしょうか。

 

ぞっとしますよね。

 

業界では常識なことが、専門的でない先生が部活動の先生になってしまうと、こういったことが起こりえないとも言えませんよね。

 

 

こういった細かいところの怪我や事故を防ぐことも重要な要素だと思います。

 

 

 

➂ 先生達の負担軽減

 

私も部活動の先生達と話す機会が多いのですが、

 

学校の事務処理は以前より増える一方。本来の子ども達に「勉強を教える」というものにも影響が出てくる状況にある。これに加えて、部活動の指導で土日も出るとなると正直、体もしんどい。

 

これが、現場の正直な気持ちなのかなと思います。

 

 

サッカーばかりで例えて申し訳ないですが、リーグ制が導入され、年間通して土日に試合が組まれています。

 

これに毎回引率していくとなると、相当な日数になります。

 

しかも移動距離も長かったりするため、ほぼほぼ一日中です。

 

 

これが専門的な指導者に委託することになれば、相当な負担軽減につながることは間違いないでしょう。

 

賛否あるところだと思いますが、少しづつ制度を変えていく必要がありそうです。

 

 

 

④ 学校と関係団体との連携

 

今までは、学校だけで解決していたものが、地域の指導者の方にお願いするようになるわけですね。

 

ということは・・・

 

今までなかった学校側と地域の指導者との関わりが出てくるわけです。

 

地域と学校のつながりが今まであまりなかった地域でも、これからは地域を巻き込んでの活動となるため、より地域の人達も協力的になるのではないかと思います。(利害関係者が増えるためですね。)

 

 

 

⑤ 運動時間の機会的確保

 

コロナ渦では、強制的に体を動かす環境が子ども達に制限がかけられました。

 

この動かす機会の減少により、「体調不良」、「不登校」、「体力低下」、「怪我の増加」など様々なことが浮かび上がりました。

 

しかしながら、この部活動を委託することによって、民間の施設は民間事業者の判断で行うことが可能ですから、強制的には奪われないわけですね。

 

 

このように、委託するだけで数多くのメリットがあることがわかります。

 

では、課題はどういったものがあげられるのでしょうか。

 

 

 

 

部活動委託での課題

 

 人材確保の問題

 財源の問題

 先生達の兼業問題

  etc

 

もちろんメリットだけであれば、困ることはないのですが、、、。

 

 

しっかりと課題もあるわけですね。(苦笑)

 

 

① 人材確保の問題

 

地域によっては、専門的な指導者がいないという場合があります。

 

そういった場合は、部活動委託が出来なくなるわけですね。

 

 

ということは...。

 

結局学校の先生が顧問としてならなくてはならないという状況がうまれてくるわけです。

 

この解決策としては、方向性の方で説明いたします。

 

 

 

② 財源の問題

 

部活動委託となると、それなりの委託費というのがかかってくるようになります。(自治体)

 

民間事業者も指導者に対して、報酬や給与を支払う義務を負うわけですからね。

 

この財源確保をどうするかによって、この部活動委託問題は大きく方向性が違ってくるのは言うまでもありません。

 

早く国が県に対して指針を示し、県が市に対して指針を示すことが重要になってきます。

 

 

 

➂ 先生達の兼業問題

 

先生達の中には、指導を続けたいと思う方もいらっしゃると思います。

 

部活動を委託してしまうと、民間事業者からの委託を先生達も受けることになるはずです。

 

そうなると、、、

 

報酬を貰うと本来兼業にあたり先生達は今の制度上認められていません。

 

 

この兼業の指針が国又は県から指針が示されるとこの部活動委託問題は一気に進展するはずです。

 

 

 

 

部活動委託での今後の方向性

 

このメリットや課題も含めて、これはあくまでも個人的な意見ですが、徐々に年数をかけて部活動委託が地域に広がっていくだろうなと思うのです。

 

総合型地域スポーツクラブで指導者が数多くいるところは、スポーツクラブが委託を引き受ける流れになると思っています。

 

しかし、そんなに指導者がいない地域では、一つの母体が中心となって指導者を派遣するというものになっていくのでは?と予想しています。

 

後者の方が全国で多いのではないかと思います。

 

 

その制度作りが、今急務であると個人的に思っているわけです。

 

 

国、県、自治体、民間事業者が一体となってこの問題を解決していきたいものです。

 

 

 

それではこのへんで

 

 

 

 

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